自動車トップ > 買取査定 > 話題の新型車を賢く買う方法:Vol2-レクサス GS

話題の新型車を賢く買う方法教えます。
■文/渡辺陽一郎、鈴木詳一 ■総合ディレクション/佐藤 誠(ガリバー自動車流通研究所)
知の巻 レクサスGSが人気の理由
■全長×全幅×全高4830×1820×1425 (mm)■エンジン型式 3UZ-FE■排気量 4292 (cc)■最高出力 280 (ps)■最大トルク 43.8 (kg-m)
 GSにはV型6気筒の3500ccと、V型8気筒の4300ccエンジンが用意される。一般的には「V8が上級」で「V6は廉価版」と解釈されるが、GSは違う。V6は新開発で、2系統の燃料噴射インジェクターを備える直噴エンジン。実用回転域のトルクが高い上に、高回転域の伸びも良い。V8エンジンとは上下の関係ではなく、並列になっている。
 V8に比べればエンジンの重量も軽いから、Lサイズセダンながらもフットワークは軽快。V8であれば滑らかで静粛性に優れた走りを楽しめるが、それはどちらかといえば次期型から《レクサスLS》となるセルシオの持ち味だろう。ハンドリングも含めてGSの特徴はスポーティーでダイナミックな運転感覚にあり、それをより引き立たせているのがV6エンジンと言えるワケだ。
 V8を搭載する《GS430》と、V6の《GS350》との価格差は110万円。GS430にギヤ比可変ステアリングや減衰力可変サスペンション、横滑り防止装置のVSCを含んだ統合制御のVDIMなどが備わることを踏まえると、価格差は意外に少ない。つまりV6が少々割高に思えるワケだが、それだけ高いコストを費やしたエンジンということだ。このV6は価格に見合うだけの実力を十分に備えている。
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※リセールバリュー: ガリバー自動車流通研究所が発表している、発売から3年後の価格残存率。人気だけでなく、ライバル車との関係や中古車市場での人気を加味して算出している。詳しくは>>>

レクサスGS430 LEXUS GS430
レクサスGS430写真 従来の《アリスト》とは一線を画した「最上級スポーティーサルーン」として生まれ変わった。
BMW 530i Mスポーツ BMW 530i M SPORTS
ランサーエボリューション写真 2003年登場の現行型には、7シリーズで世界中を驚かせた「iドライブ」など最新技術を惜しみなく投入されている。
アテンザ
アテンザ写真 4D・4WD・280ps。 リセールバリューで選べば候補に挙がる大人のスポーツ。
 最高出力の比較は、《GS430》が280馬力で《GS350》が315馬力。排気量の小さな《GS350》の方が最大トルクは下がるものの、最高出力では勝っている。コレが性能の全てではないが、先の項目でも触れた通り、GSの特徴とされるスポーティーな性格は《GS350》の方が強い。つまり人気のグレードになると予想され、価格に対する下取り査定の比率も350の方が高まるだろう。
 レクサスの全ラインアップがライバルに見据えている人気の高いドイツ製高級セダン2車と、数年後の下取り査定にどの程度の違いが生じるかを予測比較してみよう。 (※今回は、ライバル車との価格を合わせるべく《GS430》で比較)

 下取りに出されることの多い3年後で、《GS430》のリセールバリューは車両本体価格の60〜66%と極めて高い。《BMW530i/Mスポーツ》に比べると約20%、《メルセデス・ベンツ/E350アバンギャルド》との対比でも約10%は上回る。GSは言うまでもなく新型車。しかもレクサスでは認定中古車制度もスタートさせるから、下取り査定が高く保たれるわけだ。同様にリースやローンの残価率も高い。法人の利用も可能な「リースプラン」では3年後の残価を57%に設定しており、個人向けのローンでは40〜60%の範囲で任意に選べるようになっている。

 レクサスは今の段階では「トヨタの新しい試み」と受け取られており、率直に言ってメルセデス・ベンツやBMWのようなブランドは備わっていない。しかし、クルマが持つ「財産的価値の保全」という観点から見れば、ドイツの人気ブランド車に十分に対抗できる。
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