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話題の新型車を賢く買う方法、教えます。
レクサス IS F

レクサスは、メルセデスベンツやBMWをライバルとして投入されたトヨタの上級ブランド。
日本版レクサスの開業は05年の8月だから、すでに2年が経過する。
そろそろレクサスが根付いた時期と見て良い。
そこでレクサスのミドルサイズセダン、ISに<IS F>と呼ばれるハイパフォーマンスモデルが加わった。
メルセデスベンツであればAMG、BMWであればMシリーズに相当する高性能なスポーティセダンだ。
今後、レクサスでは「F」の称号を与えた高性能モデルを幅広く設定していく。

◆本文:渡辺陽一郎
◆データ協力:ガリバー自動車研究所
◆総合ディレクション:佐藤 誠(from ガリバー自動車研究所)

知の巻:IF Sが人気の理由

ハイパワーエンジンを積み、迫力満点の加速性能を誇る!!
希少性も手伝って高いリセールバリューも魅力の<IS F>。
IF S
リセールバリュー:60%〜67%

 <IS F>で注意しなければならないのは、1か月の販売目標をわずか40台としていることだ。IS全体の月販台数が600台程度まで落ち込んだとはいえ、40台はあまりにも少ない。生産規模も限定されるから、オーダーが重なれば、契約から納車までに数か月を要することも考えられる。購入を意図しているなら、商談に入る時点で納車までの期間を確認する必要がある。
 766万円という車両本体価格はかなり高いが、V型8気筒の5000ccエンジンを積むことまで踏まえれば法外とはいえない。HDDナビも標準装着され、LS460が770万円という点から見ても一応のバランスは取れている。
 3年後の下取査定は、新車時の60〜67%という予測で、かなり条件が良い。もともとレクサスは認定中古車制度を発足させるなどリセールバリューの維持に力を入れており、IS Fになれば希少性まで加わるから、さらに条件が有利になるわけだ。レクサス車の値引きはゼロに等しいが、その分、リセールバリューが高まると考えれば良いだろう。

 <IS F>が搭載するエンジンは、V型8気筒の5000ccツインカム。標準タイプのISが搭載するエンジンはV型6気筒の2500ccと3500ccだから、排気量の拡大は1.4倍から2倍に相当する。このように破格に大きなエンジンを積む手法は、メルセデスベンツのAMGやBMWのMシリーズなど、欧州車に多い。いよいよレクサスは、欧州流のチューニングカー造りにまで手を伸ばしはじめたわけだ。
 このV8エンジンは、レクサスLS600hのパワーユニットからハイブリッドシステムを取りはずし、チューニングを施したもの。最高出力は423馬力(6600回転)、最大トルクは51.5kg-m(5200回転)に達し、この性能も排気量と同じく飛躍的に強力なものとなっている。
 1690kgのボディにこれだけのハイパワーエンジンだから、加速性能は迫力満点だ。低回転から高いトルクを発生し、3600回転に達するとセカンダリーポートが開いて大量の空気量を確保。エンジン音も太いサウンドに変わる。そして最大トルクが発生する5200回転を超えると速度の上昇がさらに鋭さを増し、最高出力が発揮される6600回転まで一気に回り切る。
 しかもATがギヤ比の割り方が細かい8速タイプだから、フル加速などのスポーティドライブでは高回転域を保つことが可能だ。6600回転まで引っ張ってシフトアップを行うと、タコメーターの針は約5000回転を示す。常に最もパワフルな回転域を使いながら、ダイナミックな走りを楽しめる。
 ただし、ミドルサイズのボディにレクサスLS460を上まわる重量のエンジンを積むから、前輪荷重の増大は否めない。峠道やサーキットで、クルマの鼻先を強引に内側へ向けるような走りをするのは不得意だ。
 もっとも、その分だけ後輪が確実に踏ん張り、危険回避の操作を行った時の挙動は実に安定している。高速道路を安全に巡航するためのハイパフォーマンスカーといえるだろう。類稀な動力性能は、ここ一発という時の加速で、ドライバーを窮地から救ってくれる。

レクサス IS F

SPECIFICATIONS

[代表グレード: IS F]
■ 全長×全幅×全高: 4660×1815×1415(mm)
■ エンジン型式:2UR-GSE型
■ 排気量:4968(cc)
■ 最大出力:423(ps)
■ 最大トルク:51.5(kg-m)
■ 定員:4(人)

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比の巻:ライバル研究

割高感はあるものの下取査定は高額と、条件の良い<M3>
国産スポーツモデル最高峰に位置する<GT-R>

VS BMW M3

BMW M3
リセールバリュー:55〜64%

 レクサスIS Fのライバルに相当するクルマが、BMWの<M3>。ISと同じ位置付けになるBMW3シリーズのクーペをベースに、V型8気筒の4000ccツインカムエンジンを搭載する。最高出力が420馬力、最大トルクが40.8kg-mという動力性能の数値はIS Fを少し下まわるが、ほぼ同等と見て良い。価格は996万円で、IS Fを230万円上まわる。3年後の下取査定は、新車時の55〜64%という予測。3シリーズのイメージからすれば割高感が強く、リセールバリューで有利なクルマにはなりにくいが、この下取査定は高額といえる。かなり条件の良いクルマだ。

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VS 日産 GT-R

日産 GT-R
リセールバリュー:56〜70%

 6年も前から東京モーターショーにコンセプトカーを参考出品していたGT-Rが、ようやく市販に漕ぎ着けた。従来型と同様に4WDシステムを搭載しており、エンジンは進化したV型6気筒の3700ccツインカムターボとなる。国産スポーツモデルの最高峰に位置するクルマだ。それだけにリセールバリューはきわめて高く、3年後の段階で56〜70%という予測。大量に売ることをねらったクルマではないから、値引き額はきわめて少ない。その分を売却時に取り戻すことができる。

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選の巻:オススメ乗り換えプラン

一線を画すデザインも魅力的なモデル
オススメグレード
IS F(\7,660,000)
★★★★★
オススメオプション
ムーンルーフ(\94,500) ★★★★★
オススメボディカラー
ホワイトパールクリスタルシャイン ★★★★★
合計 オススメオプションを装着した場合の
リセールバリュー
\7,754,500 60%〜67%
ガリバー自動車研究所所長

ガリバー自動車研究所
鈴木詳一 所長

 レクサスが送り出すプレミアムスポーツ“F”の名を冠したIS F。いわば、この“F”は、BMWでいう“M”、メルセデス・ベンツでいう“AMG”のようなもので、このISから導入されました。5リッターV8エンジンが搭載され、最高出力は423馬力・505N・mと、モンスター級のクルマ。今年登場したBMW・M3の4リッターV8・420馬力・400N・mと比べると明らかにトルク重視の設定となっており、LSに搭載される4.6リッターエンジンをベースとし、扱いやすさも最大限に考慮されているようです。また、価格的にもM3より200万円以上安くお手頃?といえるプレミアムスポーツ。盛り上がったボンネットや専用エクステリアなど通常モデルとは一線を画したデザインがやる気を感じます。

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